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夢を見据え市長に要望と質問
〜ヤング市民と市長との懇話会〜
 11人の若者が岸部市長に質問と意見をぶつけた「ヤング市民と市長の懇話会」(31日夜、市内のホテルで)

 市内の若者と市長が意見を交換し合う「ヤング市民と市長との懇話会」が31日、市内のホテルで開かれ、市の財政や農業、内陸線の存続など、まちづくり全般について活発な意見交換を行いました。

 懇話会は、新市発足以来、市民からの要望や意見を行政に反映させるために、これまで自治会など各団体等との話し合いの場はあったものの、青年層を対象とした機会がなかったことから岸部市長の発案で実施したもので、各地区の20代から40代の男女11人が参加しました。

 はじめに岸部市長が「各世代ごとにいろいろな考え方、意見がある。今日は、若い人ならではの意見を出してもらい、行政に反映させて行くきっかけとしたい。ぜひ活発なご意見を」などとあいさつ。フリートークの形で意見交換が始まりました。

 ヤング市民からは、▽ここにずっと住み続けるつもりだが、市の財政が心配(藤田淳さん)▽観光事業と他の事業とのバランスが悪いのでは。もっと観光に力を入れて欲しい(佐藤環さん)▽土日の部活動や生徒会活動でスクールバスを利用できないか(工藤尚人さん)▽市民病院のメリットとデメリット(三沢靖彦さん)といった質問や要望が出されました。

 財政についての藤田さんの質問に対し岸部市長は、「地方交付税の削減という国の方針で地方自治体はどこも厳しい。行政需要は増える一方だが、合併以来10億円もの交付税が減額になっている。市では、『これ以上借金を増やさない』『職員を減らし、人件費を削減する』といった方法で歳出抑制に努めて行く。指定管理者制度を活用し、市の施設運営を民間団体に委託しているのもその一環」などと対応策を説明しました。

 また、観光協会職員でもある佐藤環さんの質問には、「イベントは、行政ではなく観光協会(民間団体)が実施するべき。市は、実施するための環境を整え、フォローする立場。協会は市の事業を請け負っているわけでななく、あくまで独自に企画・実施しているといった視点に立ってほしい」と、また、阿仁地区の児童生徒の遠距離事情から出された工藤さんの要望については、「気持ちはわかるがスクールバスはあくまで通学のために導入したものなので、多目的利用はできないことをわかってほしい」とそれぞれ理解を求めました。

 医療や病院についての関心も高く、(仮称)市民病院についての三沢さんの質問に市長は、「メリットは、高度医療が可能になることで、市外の病院に入院している患者を市に戻せることがまず第一。デメリットは、『病院が遠くなる』人が出ることや、現在中央病院のある商店街から人が少なくなることなどだが、『遠くなる』ことは道路改良といった環境整備などで解消したい。また商店街を病院で活性化することは本末転倒であり、別の活性化策が必要」と説明。

 さらに、「病院運営は、厚生連に指定管理制度で委託する予定だが、北秋中央病院も黒字経営で心配はしていない。病院の建設費は大きいが、家賃分は減価償却費の形で戻ってくるし、また赤字になった場合でもそれは契約上の規定で管理者が負う事。運営面でさらに市民負担が発生することは決してない」と、強調していました。

 懇談会の出席者と質問・要望事項は次のとおりです。

▽藤田淳さん(男、39歳)=材木町、理容師
@北秋田市の財政について A上小阿仁村の核廃棄物処分場誘致問題について市長の見解

▽佐藤環さん(女、37歳)=阿仁水無字上岱、観光協会職員
@市の観光事業への助成について A内陸線と高校について B上小阿仁村の問題について

▽工藤尚人さん(男、37歳)=阿仁水無字湯口内、団体職員
@土日の部活動へのスクールバス利用と、生徒会活動及び休日バス利用について、阿仁地区の遠距離事情を考えもう一度検討できないものか

▽佐藤博子さん(女、29歳)=阿仁根子字根子、会社員
@阿仁病院について(医師確保ができなかった産婦人科、小児科などは場合どうなるか) A働く場所について(企業誘致など)

▽三沢靖彦さん(男、34歳)=綴子字大堤、衛生センター職員
@市民病院建設におけるメリットとデメリット。また、市民の負担は発生するのか。 A秋田内陸縦貫鉄道の存廃について、市職員の通勤利用、またフレックスタイムの導入等の行動を示しているようだが、職員の反応は?

▽櫻田渉太さん(男、25歳)=脇神字堂ケ岱屋敷廻、会社員
@市立病院を建てたときの財政効果や市民の負担、メリットはあるのか

▽三浦昌幸さん(男、29歳)=新田目字大野、電気工事師
@若者の県外流出を防ぐ課題A市として内陸線をどう考えるかBコウノトリ委員会の女性委員増加をお願いしたい

▽佐藤将人さん(男、43歳)=脇神字囲ノ内、農協職員
@地域の活性化A子育てBグリーンツーリズム(若い人が農業体験をしたり、料理等を作る場所があればよい。また地元に農業高校があるので、いろいろな体験ができればよい)

▽佐藤淳一さん(男、41歳)=七日市字屋敷岱、農協職員
@通学路の整備、スクールバス通学範囲の拡大(妹尾館地区)

▽三澤潤さん(男、29歳)=元町、飲食業
@若者の、まちに対する愛着心向上の努力

▽岸野和也さん(男、24歳)=五味掘字五味掘、森林組合職員
@国民年金に関することA秋田県賃金のワーストワンについて

(2007.7.31)


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