| 市内各地区で、お盆行事 | |||||||||||||||
| 〜前山「奴踊り」・米内沢「獅子踊り」〜 | |||||||||||||||
お盆の13日、市内各地区でお盆行事が行われ、このうち鷹巣地区の前山集落では郷土芸能保存会(小笠原忠夫会長)による奴踊りが披露されました。 前山地区の郷土芸能は、もともと「前山盆踊り」として伝承されてきたもので、江戸中期、村の旧家が集まって豊作と厄除けを祈願するために村社・雷皇(らいこう)神社に奉納したのがきっかけだといわれています。 踊りは、佐竹氏が常陸の国から秋田入りしたときの行列のようすが原型になっているといわれ、大名行列や、獅子踊りなどで構成されていましたが、昨年に続き「奴踊り」のみが披露されました。 奴踊りの演目は、当時の生活の中に題材をとったものといわれ、采配役の中奴の指揮に従って輪を作って踊ります。演目の種類はかつては14・5ありましたが、現在では「ぶっ込み奴」「花奴」「綾(あや)奴」「サギリ奴」など6種類ほどが伝承されています。 踊り手は、大人から中高生、就学前の子どもまで約40人ほど。また囃子方は太鼓と笛が務めます。 午後4時過ぎ、神社前で最初の演技。小雨の中、赤い襦袢に化粧廻し姿の踊り手が、棒や扇、綾と呼ばれる小道具を操りながら熱演し、集まった住民や帰省客などから大きな拍手を浴びていました。 踊りはこの後午後6時頃まで集落内数カ所で披露されました。 また、森吉地区では米内沢の獅子踊りが米内沢神社をはじめ町内6カ所で披露され、帰省客などが故郷の伝統芸能を楽しみました。 米内沢の獅子踊りは、お盆の伝統行事として米内沢共勇会(木村善春長)が主催し、獅子舞、奴踊り、駒踊り、棒術が披露されます。踊りの一行は総勢30人、特に駒踊りの勇壮な踊りは定評があります。 会場のひとつである老人保健施設「もりよし荘」前では、米内沢保育園の子供たちも囃子に合わせ、「シッサー、シッサー」と元気なかけ声とともに駒踊りを披露し、もりよし荘の入所者や観客の盛んな拍手を浴びていました。 囃子の太鼓の音がまちに響きわたると、会場ごとに観客が集まって、威勢のよい踊りが終わるたびに拍手を送り、踊りをカメラに納めるなどお盆のひと時を楽しんでいました。
なお、お盆行事は13日に前山のほか李岱・川井(合川地区)、米内沢・本城・浦田・阿仁前田・(森吉地区)、荒瀬(阿仁地区)などで獅子踊り、駒踊りなどの郷土芸能が披露されたほか、14日は今泉・坊沢(鷹巣地区)、比立内(阿仁地区)で駒踊り・獅子踊りが披露される予定です。合川では観光イベントとして「合川まとび・合川ふるさと祭り」が開催されます。また、昨年は中止となりました阿仁根子の国指定民俗芸能「根子番楽」も公開されます。 (2009.8.13) |